7/20(火)~7/24(土) 中3修学旅行

修学旅行で九州(熊本・長崎方面)へ行ってきました!!天候にも恵まれ、熱中症対策、コロナ対策をしっかりとして全日程を無事に終えることができました。

熊本では、熊本城や三角西港を見学しました。また、天草四郎ミュージアムと崎津集落を訪れ、禁教時代の潜伏キリシタンの歴史を勉強しました。天草四郎ミュージアムでは、自分たちと同じ年代の少年が1人で幕府に立ち向かい戦ったことに感銘を受け、崎津集落では、ガイドさんに案内をしてもらいながら、当時のカクレキリシタンたちの生活を学ぶことができました。

長崎では、まず平和学習を行いました。原爆資料館で見学後、被爆された方から実際にお話を聞き、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないことや、今ある命を大切にしていかなければならないことなどを改めて感じました。また、軍艦島に上陸したり、中華街で中華料理を堪能したり、稲佐山で夜景観賞をしたりして充実した時間を過ごしました。

 長崎市内班別研修では、各班が自分たちで考えたルートをもとに、グラバー園、大浦天主堂、出島など長崎市内の観光をしました。元気にスタートしていったものの、坂道が多い長崎市内の観光を終えた生徒たちは、少し疲れてしまったようです(笑)ハウステンボスでは、英語体験プログラムに参加し、日頃の勉強の成果を見せつつ、珍解答も続出でした(笑)自由行動ではクラスメイトとたくさんの思い出を作ることができたようです★

あっという間の5日間でしたが、多くのことを体験し、この旅行の大きな目的でもあった、日本の戦争の経験から平和について考えること、日本にある世界遺産や日本におけるキリスト教の歴史について知ることが出来ました。また、集団行動を通して、友情を深めたり、自分の新たな課題を見つけたりすることもできました。修学旅行で学んだことが、今後の学院生活にも大いに役立つことを期待しています!!

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2021年 8月行事予定

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↑こちらをご覧下さい。

7/27(火) 「児童館がゆく!」ボランティア

小学生向けのイベント「児童館がゆく!」に、高校3年生の生徒がボランティアとして参加し、一緒に萩往還を歩いたり、わら細工体験のお手伝いをしたりしました。

夏らしい日差しのもと、子どもたちと共に活動した生徒たちにとっても、学ぶことの多い一日となりました。
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7/26(月)〜7/28(水) 音楽・幼児教育コース

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音楽・幼児教育コースの3年が幼稚園実習を行いました。

緊張の実習でしたが、園児たちの笑顔と元気に生徒たちも楽しく実習を終えることができました。
このコースに所属している生徒のほとんどが、卒業後に保育・幼児教育への道に進みます。今回の実習でさらに保育への思いが強くなったようです。

7/20(火)〜7/23(金) 中学校Cross Cultural Days

12年生は、県内在住の外国籍の方に来ていただき、4日間の国際交流行事を行いました。

1日目は、山口県の国際交流員(アメリカ、ロシア、スペイン、韓国)の方々、2日目は、県内企業に勤務されているベトナムの方々に来ていただき、それぞれの国の紹介をしていただいた後、中学生も日本の文化や学校について紹介しました。

3日目は、国際交流員の方々とフィールドワークを行い、萩の町を自転車で散策しました。

4日目は、市内に在住されている外国出身(アメリカ、スウェーデン)の方に来ていただき、桃太郎や浦島太郎などの英語劇を限られた時間内で練習し披露しました。

様々な国の方々との活動を通して、英語でコミュニケーションをとることの難しさや楽しさ、異文化にふれることの大切さを学びました。

また、2年生にとっては、リーダーとして1年生と協力して行う最初の行事でした。3年生がいない中で自分たちが何をすればよいのか、それぞれの役割を果たすことの重要性や責任など、たくさんのことを学んだ4日間でした。

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7/19(月) 終業式

今日で1学期が終わります。1年生は、緊張の入学式から始まり、初めて出会う友だちとのかかわり、新しい勉強、そしてコロナで制限された学校生活など、慣れないことばかりで少し疲れた1学期だったと思います。2年生、3年生は、昨年1年間、コロナ禍での学校生活の経験はありますが、持っている力を思いっきり出し切る場面が少なく、気持ちの切り替えが難しかったかもしれません。今年の1学期も、皆さんにとっても学校にとっても先の見えない、不安で大変な1学期でした。しかし、生徒の皆さんや先生方、保護者の方の協力のおかげで、無事に1学期を締めくくることができ、今はほっとしています。ただ、夏休みになっても決して油断せず、しっかり感染対策をとって健康的な毎日を過ごすようにしてください。

さて、夏休みに入ってすぐに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。このような状況下でのオリンピック開催には、様々な意見があると思いますが、今日、私が皆さんに伝えたいことは、この東京オリンピックに出場する一人のアスリートについてです。

皆さんは水泳の池江璃花子選手のことを知っていますか?彼女は2015年、14歳で出場した日本選手権女子50mバタフライで優勝し一躍有名になりました。翌年の2016年には、16歳でリオデジャネイロオリンピックの日本代表になりました。2017年には、日本選手権で大会初の5冠、翌2018年の日本選手権では、出場した全ての種目で日本新記録をマークし、同じ年に行われたアジア大会では6種目で優勝しました。この時の彼女は、正に敵なしで、2020年に行われるはずだった東京オリンピックでのメダル獲得も期待されていました。しかし、2019年2月、彼女は、突然病魔に襲われ、白血病と診断されました。白血病とは簡単に言うと『血液のがん』です。この時彼女は皆さんと同年代の18歳でした。白血病と診断された後、彼女は、自分の心の葛藤を次のようにSNSに投稿しています。

〇「少し休養を取り治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたい」「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」

さらに3月には、白血病の治療に取り組んでいる時の心境を次のように投稿しています。

〇「思ってたより数十倍、数百倍、数千倍しんどいです。三日間以上ご飯も食べれていない日が続いてます。でも負けたくない」

白血病の治療では一般的に抗がん剤を使い、彼女はその副作用で髪の毛もすべて抜け落ちてしまいました。2019年12月、彼女は10か月に及ぶ入院治療が終わり、やっと退院することができました。その後すぐにトレーニングを始めて2020年8月、1年7か月ぶりに大会に出場しました。そして今年4月の日本選手権、女子100メートルバタフライで優勝し、東京オリンピックの日本代表に内定しました。この時彼女は

〇「自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思っていたけど、勝つための練習もしっかりやってきた」「自分がすごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなんていうふうに思いました」と語りました。

彼女は、突然、白血病宣告という地獄に突き落とされ、一度は東京オリンピックの出場も諦め、病気と闘い、それを克服して次のパリオリンピック出場を目標に毎日毎日努力してきました。退院後の彼女の努力はすごいもので、あきらめていたはずの東京オリンピックに出場する権利を手に入れることができました。私が今日、皆さんに伝えたいのは池江選手が言った

〇「努力は必ず報われるんだ」という言葉です。

どんなに苦しいことがあろうが、つらいことがあろうが、あきらめない気持ち、強い気持ち、信念があれば、人はそれを叶えるために努力をし、その努力は必ず報われる時が来ます。中学生や高校生の時にした努力は、決して裏切ることなく、皆さんの力になります。この夏休み、オリンピックで活躍している池江選手の姿を見ながら、皆さんも自分の目標を思い出し、気持ちを奮い立たせて努力してみてください。そうすれば、きっとこの先、皆さんにとって良いことがあるはずです。「努力は必ず報われる!」からです。

最後に、特に中3、高3の生徒に伝えておきます。自分の夢を実現したいなら夏休みを利用してしっかり進路について考え、準備をしてください。できる限りの手段を使って情報を収集し、自らの考えをもとに保護者や先生方としっかり相談して、最後は自分の責任において進路を決定してください。そして進路先の傾向と対策を考えながら徹底的に学習してください。言い訳はできません。今できることをしっかりやりましょう。

それでは、2学期の始業式で真っ黒に日焼けした皆さんの元気な顔を見ることを楽しみにしています。

7/24(土) 吹奏楽部

美祢市民会館で山口県吹奏楽連盟長北地区演奏会が行われました。昨年はコロナウイルス感染対策のため中止となり、2年ぶりの開催となりました。

今回も感染対策のため、制限のある中での開催とはなりましたが、久しぶりに観客を前にしての演奏は、期待と緊張が入り混じる幸福感がありました。本番は練習での成果が発揮されたよい演奏だったと思います。
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7/17(土) 中学校オープンスクール

中学校オープンスクールを開催しました。

昨年度と同様、感染症対策として会場は広い体育館で行い、たくさんの小学生、保護者の方に参加していただきました。

校内英語スピーチコンテストでは、1年生は自己紹介、2年生は「田舎のネズミと都会のネズミ」の暗唱、3年生は自作のスピーチ発表を行いました。みんなとても緊張していましたが、これまでの練習の成果を発揮し、堂々と発表することができました。

小学生の英語体験授業では、中学生と一緒に楽しく英語を使ってコミュニケーションを取っていました。

今回のオープンスクールを通して、少しでも本校の魅力を感じていただけたら幸いです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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7/17(土) はぎマルシェ参加(メルセダリアン・インターアクトククラブ)

7/17(土)に行われた「はぎマルシェ」にメルセダリアン・インターアクトクラブが参加し、来場する子ども向けの遊びの空間を作りました。

「はぎマルシェ」は毎月第3土曜日に中央公園で行われているイベントで、おいしい野菜や加工品が並びます。初めての参加で不安もありましたが、たくさんの子どもたちの笑顔を見ることができ、生徒たちにとっても貴重な経験となりました。

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7/12(月) 高3ボランティア

高3は菊ヶ浜と萩キリシタン殉教者記念公園の2ヶ所に分かれ、清掃活動を行いました。

暑い中でしたが、カトリック萩教会のアレックス神父様も活動に加わってくださり、1時間程度の作業でしたが大変きれいになりました。
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7/19(月) インターハイ壮行式

インターハイ出場選手の壮行式を行いました。

少林寺拳法で3年楠本さん、卓球で3年西内さんと2年榎さんが出場します。
少林寺拳法は7/29から長野県で、卓球は8/12から富山県で行われます。応援よろしくお願いします!
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R3年度 中学校通信 8月号

中学校通信 8月号です

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7/15(木)、7/16(金) オンライン授業

15日(中学校・高1)と16日(高2・高3)の2日間、オンライン授業を実施しました。

昨年はコロナ禍で突如休校を余儀なくされ、今後もいつ何が起こるかわかりません。どのような状況になっても学びを止めないために、今回、全学年オンラインでの授業を実施をしました。
どのクラスも大きな問題はなく、スムーズに授業を行うことができました。校舎内は静かで寂しかったですが、生徒たちの笑顔はいつも通りで安心しました。
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7/15(木) 新聞読み方講座

朝日新聞社より講師の方をお招きして、高3を対象に新聞の読み方講座をしていただきました。

新聞をパラパラと読み、気になる記事をお互いに紹介しながら、新聞のおもしろさ、魅力を感じているようでした。
また、受験を控えていることから小論文対策や面接対策についてもお話しいただき、熱心にメモをとる姿も見られました。
インターネットとは違う、新聞の魅力、読み方、活用方法を教えていただき大変勉強になりました。
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7/12(月) 中学校スポーツ大会

1学期末のお楽しみ「中学校スポーツ大会」を行いました。

種目はサッカーとバドミントンで1年生から3年生まで学年を超えてチームを組み、リーグ戦をしました。1年生は先輩達と組むことに緊張していましたが、試合が始まるとみんなで声を掛け合いながら協力し、白熱した試合になりました。先生たちも参加し、みんなで楽しく盛り上がり、親睦を深めました。

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7/14(水) 薬物防止講話

萩警察署生活安全課の方を講師にお招きし、「薬物乱用ダメ。ゼッタイ。教室」を実施しました。

感染症対策と熱中症対策のため急遽オンラインで行いました。
パワーポイントで薬物の種類と身体への影響についてお話いただきました。日本全国での大麻の乱用については7年連続で増加しています。特に10代20代の検挙者が増えています。
インターネットで大麻が安全であるといった誤った情報が流布するなどして、若者に乱用が広がってる可能性があるそうです。
正しい知識を身につけて被害にあうことがゼッタイにないようにて欲しいです。
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7/12(月) 防災教室

萩市地域防災マネージャー防災士の福井さんをお招きし、防災教室を実施しました。

災害についての基礎知識や備えについてお話し頂きました。
萩市は災害が少ない地域ですが自然災害がいつ起きてもおかしくありません。多くの生徒がハザードマップが家にあることを知りませんでした。
各ご家庭でハザードマップをもとに防災についてお話をしてみてください。
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7/9(金) 幼稚園 お楽しみデー

<年長 さくら組>

待ちに待ったお楽しみデー当日。

「おはようございます!」と元気な声で、楽しい一日がスタートしました。

目隠しをしてドキドキだった「すいか割り」。

みんなで店員さんとお客さんになったさくら組の「夏祭り」。

ボルダリングや魚釣りなどを楽しんだ「あそぼー舎」など、

いつもとは違う園生活の流れに、笑顔の絶えないさくら組の子どもたちでした。

午後からは天気も回復して花火も行うことができ、思い出に残る一日となりました。

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7/13(火) 幼稚園 絵の具遊び

〈年中 ばら組〉

 ばら組保育室で園庭をイメージしながら、手の平を使って絵の具遊びをしました。

外遊びの時間に、虫探しをしたり木や石を探したりと自然に触れ合い、

友だちと捕った虫を見せ合いながら楽しく遊んでいる姿が見られます。

また、幼稚園にある『なが~い えほん』という本では、地面の中にはどんな生き物がいるのか、

大根や人参は土の中でどうなっているのか等を見ることが出来ます。

始まる前から園庭や本を見て「どんな草にする?」「最初茶色にしよ!」など友だちと会話をし、

イメージを膨らませながら、絵の具遊びに取り掛かりました。

 最初は数名、絵の具の感触に悲鳴をあげていましたが、

すぐに慣れ友だちとコミュニケーションを取りながら、子どもたちの世界を作り上げていました。

足や服についてしまう子もいましたが、思い切って活動することが出来、

友だちと一緒に、楽しく活動することが出来ました。

どんな作品が出来上がったか、お子様に尋ねてみてください!

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7/14(水)幼稚園 砂場で水遊び

〈年少ほし組〉

 梅雨も明け、青空の下砂場で水遊びをしました!

いつもだったら「体操服が濡れないように・・・」と気を付けながら遊ぶ子どもたちですが

今日は思いっきり水に掛かったり砂を体に付けたり砂場に寝転んだりする姿がありました。

3階プールとはまた違った楽しさを見つけ、砂と水が混ざった感触を全身で感じながら

友だちや保育者と一緒に過ごすことができました♡

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7/3(土) 高2・高3看護系進学コース対象講座

7月3日(土)、高2・高3の看護系進学コースの生徒10名が、特別講座を受講しました。
講師には都志見病院院長補佐で看護部長の小西恵さんが来てくださいました。
講座内容は、県内の看護系学部の大学及び高等看護学校についての説明や進学にあたっての心構え、受験対策など多岐にわたり、わかりやすい資料が準備され、充実した内容の講座でした。
約1時間の講座でしたが、参加した生徒たちは、今後の進路実現に向けて熱心に話を聞いていました。
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R3年度 中学校通信 7月号

R3年度中学校通信7月号です 

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7/2(金) 朝礼のことば

来週から学期末試験が始まります。中学校・高校の3年生にとっては、1学期の試験結果が、今後の進路先決定の大きな判断基準となります。特に高校3年生は、この学期末試験までで進学・就職のための成績が決まります。希望の進路、夢を実現したいなら、体調管理も含めて、言い訳は一切せず、必死に学習に取り組んでください。結果はすごく大事です。しかし先生方は結果だけでなく、皆さんの取り組みや頑張り方も見ています。今回の試験では、高3の皆さんの頑張りに期待しています。

さて、今月の学院のテーマは『喜び』です。今日は最近、私が感じた『喜び』について話したいと思います。3週間前の昼休み、中学校の給食の様子を見終わって校長室へ戻ろうとしていた時のことです。私は、3号館の2階から本館の2階に移動し、中央階段を降りていました。その時、私の前に、紙袋を持った高2の男子たちがいました。高校生は弁当を食べている頃だったので、私は「弁当かパンが入った袋を持っているのだろう」と思っていました。しかしよく見ると、彼らが持っていた袋には小さな紙が貼ってありました。私はそれを見て、男子生徒が持っていたものは、以前宗教委員会が呼びかけていた「ほしの家への支援物資」だということに気づきました。

『ほしの家』とは、日雇い労働者などが多く住む東京の山谷地区にある支援施設のことです。ここでは、病気で体を壊したり、労働災害などで障害者となったり、高齢化などで日雇労働ができなくなったりした人たちを支援しています。代表者はメルセス会のシスターです。宗教委員会では、コロナ禍でもできるボランティア活動として、生活に困まっている人たちのために支援物資を送るための協力を呼び掛けていました。

私は、この生徒たちが〝全校放送やクラスで、宗教委員から呼びかけられたことをちゃんと意識して聞いていたこと″〝その趣旨を理解し支援物資として何が必要なのか、教室に掲示してあるプリントで確認したこと″〝そしてそのことを家に帰って家族に伝え用意してもらったこと″〝保護者の方も気持ちよく協力してくださったこと″〝それを学校に持ってきて自ら支援物資の箱に入れたこと″など、この活動に協力するための一連の流れを想像したとき、「この生徒たちはすごいな‼」と思い、大きな『喜び』を感じました。高2の男子だけではありません。呼びかけた宗教委員会の人も率先して協力していたし、他にも多くの人が協力してくれました。率先してこのような行動をすることは本当に難しいことで、社会の様子や周りの出来事に関心を持たず自分のことしか考えられない人、自分の利益ばかりを優先する人にはできないことです。自分の知らない他者のために行動することは、その人たちの境遇を想像し、その人たちのために心が動かされないと行動することはできません。光塩では『世の光・地の塩』という建学の精神に従って、他者のために行動し、他者を大切にすることを教えています。口だけ、言葉だけできれいごとを言うのは簡単ですが、自ら考え、手本となる行動ができたことは本当に素晴らしいことです。今回は、宗教委員会の呼びかけに協力してくれた生徒の皆さんの姿から、改めて大切なことに気づかされ、気持ちの良い『喜び』を感じることができました。

私は『喜び』とは、嬉しいこと・楽しいことだけでなく、心の奥から出てくる「安心感や充実感」だと思っています。他者のために行動した人は、きっと後から大きな安心感や充実感を味わうことができるはずです。生徒の皆さんは、今自分にできること、しなければならないことに誠実に取り組み、目標をもって行動していくことこそが、今後の『喜び』につながっていきます。今月は、他者を思いやり、他者に喜びを与えるとともに、自分の将来の『喜び』に出会うことができるよう取り組んでいきましょう。