12/22(金) 2学期終業式

2学期も無事に終業式を迎えました。 今日の校長先生のお話は「クリスマス休戦」について。お話とともに流れるスライドや動画、音楽は、生徒たちの心に真っ直ぐ届いたようでした。 世界中の人たちが、特に戦争や紛争の被害が大きい地域の人たちが、クリスマスくらいは平和で穏やかな心で過ごすことができますように。そう願わずにはいられない終業式でした。  おはようございます。  今日で2学期が終わり、今年も残りわずかとなりました。皆さんにとってどんな2学期、どんな1年だったでしょうか。一人ひとりが、今年1年の行動を振り返り、良かったところ、悪かったところを確認して、次の新しい年につなげてください。  この日曜日、私は、萩カトリック教会で行われた聖堂コンサートに行きました。本校の吹奏楽部、合唱部も参加した素敵なコンサートでした。昨日のクリスマス祝い中でもありましたが、コンサートの中でも、クリスマスの意味やクリスマスを迎えるまでの過ごし方についての話しがありました。また最後に生利先生から「クリスマスは、無償で誰かのために行動できる人であって欲しい」という話もありました。 私は、2学期の終業式では、クリスマスについての話をするようにしています。それは、カトリック学校に通っている皆さんには、クリスマスの本当の意味を知って心の温かい人になって欲しいと思っているからです。今年はクリスマスシリーズ第4弾として『クリスマス休戦』という実際にあった話の動画を2回観てもらいます。まず簡単に説明します。 クリスマス休戦とは、第一次世界大戦中の1914年、今から109年前の12月24日~25日にかけて、ヨーロッパ戦線各地で、敵対するドイツ兵とイギリス兵の間でおこった休戦のことです。クリスマス休戦は公的な停戦ではなかったため様々な形で始まりました。例えば、ある地域では、クリスマスの日の朝10時頃、塹壕の中にいたドイツ兵が突然手を振はじめ、その後次々と兵士たちが塹壕から這い出してきて自然と停戦になりました。また、別の地域では、イブの夜にドイツ軍の兵士がドイツ語で『きよしこの夜』の歌をうたいはじめ、これを聞いたイギリス兵たちも、英語で『きよしこの夜』を歌いました。そして夜が明けると、両軍の兵士がそれぞれ塹壕を出て、停戦となりました。兵士たちはクリスマス休戦の最中、両軍の戦死者の遺体を回収し、合同で埋葬式を行ったり、チョコレートなどの品物やサインの交換、また戦場でサッカーをしたりしてクリスマスを祝ったそうです。  では1回目です。今私が話したことを思い浮かべながら見てください。  私たちが何不自由なく過ごしているこの瞬間にも、戦争で苦しんでいる人々がたくさんいます。今起こっているウクライナやパレスチナガザ地区での戦争のことは皆さんも知っているでしょう。ウクライナやガザの人たちと比べると、私たちは何て幸せなんだろうと思います。今年のクリスマス献金は、宗教委員会からの提案で、ガザ地区の人道支援として送ることになっています。昨日のクリスマス会の中でも説明がありましたが、それ以前に、このことを知った時、自分からガザの現状について調べてみた人はいますか? 何かしてあげたいと心が動いた人はいますか? 私は、無関心が一番いけないこと、怖いことだと思います。さらに自分だけが幸せならそれでいいという考えは非常に残念な考え方です。  文化的・宗教的な考え方からなのか、日本人はクリスマスには人から何かをもらうこと、してもらうことを考えることが多いように思います。でも、そうではなく、これからは人に何かを与えられる人でありたいと思いませんか?!皆さん、いよいよ明後日はクリスマス・イヴです。この学校でクリスマスについて学んだのだから、クリスマス会で盛り上がって終わりではなく、今年のクリスマスは、無償で誰かのために行動するようにしてみましょう。私たちにもできることはたくさんあります。 では、もう一度同じ動画を、世界の終わりの曲にのせて観てもらいます。歌詞にも注目して観てください。 何か感じ取ることができましたか? これからの過ごし方のヒントがみつかりましたか? 皆さんにも素敵なクリスマス、そして良いお正月が迎えられるよう祈っています。
2023122201