1/9(火) 3学期始業式

今日から3学期がスタートしました! 能登半島地震や羽田空港での事故など、悲しいニュースから始まった2024年。校長先生のお話は考えて他者のために行動することの大切さや、今年の干支である辰にまつわるお話でした。 3学期は一年を締めくくる大切な時です。「竜頭蛇尾」にならず、そして、「画竜点睛」を欠くことがないようにしましょう♪  おはようございます。そして新年あけましておめでとうございます。今年も、みなさんとともに新しい年を迎えることができてとてもうれしく思います。 冬休みはゆっくり過ごせましたか。クリスマスにはサンタさんが来ましたか?きっと良い子の皆さんのことですから、たくさんプレゼントもお年玉ももらったことでしょう。私は、2学期の終業式で皆さんに「無償で誰かのために行動できる人であって欲しい」と言ったので、常にそのことを意識して、年末年始は家の片づけや手伝いを例年以上にやったつもりです。  さて、2024年がスタートしました。皆さんのお正月の過ごし方はどんな感じなのでしょう?お父さんお母さんの実家に帰省する人、親戚が集まる人、旅行や初詣に出かける人など様々だと思います。私の場合、通常、親戚に新年のあいさつに行き、それが終わるとできるだけ早く家に帰って、ひとりでテレビを観たり寝たりして過ごします。今年も元旦にはニューイヤー駅伝を観て、夕方5時から始まる「芸能人格付けチェック」やその後の「相棒」を楽しみにしていました。が、そんな時、皆さんも知っているとおり能登半島地震が起こりました。8日現在で死者は160人以上、安否不明者は300人以上です。そして2日には羽田空港で海上保安庁と日本航空の飛行機の衝突事故が起こり、5名の方が亡くなりました。このような災害や事故はいつ起こっても悲しい出来事ですが、新しい年を迎えた直後だと、いつも以上に不安が増し、何だか嫌な気持ちになります。しかし、こんな時こそ2学期の終業式の話しを思い出し、今私たちに何ができるかを考えるべきだと思います。皆さんがお年玉をもらって喜んでいるときにも、戦争や災害で苦しんでいる人々がたくさんいます。能登半島で地震にあった人たち、飛行機事故にあった人たちのことを考えると、私たちは何て恵まれているんだろうと思います。皆さんは、新年早々の地震や事故のニュースを聞いて、何を感じ、何を考えましたか?私は、終業式で「無関心が一番いけないこと、怖いことだ」と言いました。さらに「自分だけが幸せならそれでいいという考えは非常に残念な考え方だ」と言いました。まずは、地震や事故を知った時、ニュースを真剣に見ましたか?それについて考えましたか?もう一度皆さんに伝えたいと思います‼無関心が一番いけないこと、怖いことです。自分だけが幸せならそれでいいという考えは非常に残念な考えです。私たちにもできることはたくさんあります。大人や周りの人たちから言われて動きだすのではなく、この中から自ら声をあげ、他者のために動き出す人が一人でも多くいることを願っています。ちなみに中3の上田君は、地震発生後すぐに義援金の協力をしたそうです。他にもこの中にそのような人はたくさんいると思いますが、自ら考え行動することは本当に素晴らしいことです。地震や事故で始まった2024年ですが、気持ちを切り替えて、一人ひとりの力を合わせてより良い年にしていきたいものです。今年は辰年。辰は、十二支のなかでは5番目に数えられる年です。辰とは竜(龍)のことですが、十二支では唯一、空想上の生き物です。その竜にまつわる故事成語やことわざなどもたくさんあります。例えば「竜頭蛇尾」。竜頭蛇尾とは、初めは勢いがあるが、終わりがふるわないことのたとえです。また、「画竜点睛」。画竜点睛とは、壁に描いた竜に睛(ひとみ)を入れたら、たちまち雲に乗って天に上って行ったという中国の故事に由来し、最後の大事な仕上げ、ほんの少し手を加えることで全体が引き立つという意味です。3学期は、正に皆さんにとっての「画竜点睛」の時だと思います。皆さんが、1・2学期に学んできたことに仕上げのひと手間を加えることで、今年度を締めくくれるのだと思います。  皆さんにとって今年度、そして今年が、「竜頭蛇尾」に終わることなく、また「画竜点睛」となり、竜が水や雲、翼を得るように、飛躍する1年にしてください。
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